今回は相掛かりの将棋を検討したい。
目次
第1図 △85飛と構える
手順 △86歩▲同歩△同飛▲47銀△74歩▲87歩△85飛。
第1図から△86歩が珍しい手で、△74歩とする前例が多い。
以下▲47銀に△94歩か△73桂かの分岐点で、△73桂と跳ねる将棋はこちらで検討した。
△74歩は△73桂を急ぎ、△81飛型に組む意図があった。
今回検討する将棋は、△85飛と構える。
第2図 ▲24歩の変化
手順 ▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲28飛△75歩▲68銀△34歩▲58金△84飛。
▲24歩の変化から見ていきたい。
先手は歩交換できたが、△75歩と突かれる。角が使いづらくなる。
対して▲66歩△34歩▲76歩△同歩▲68銀とする指し方もあるが、以下△15歩▲同歩△16歩が気になる。1筋の交換が入っていないならやってみたい。
▲68銀△34歩▲58金に、じっと△84飛と引く。
すぐ△73桂と跳ねると、▲76歩△88角成▲同金△76歩▲74歩と動く筋がある。
△84飛と引いて、先手の指し方を見て△73銀と△73桂を選ぶ。
最終図以下、▲56歩には△73銀▲57銀△74銀と繰り出す。
▲66歩には△同角▲67銀△33角▲76歩△同歩▲同銀△35歩が一例だ。このときは△73銀と上がる展開にならない。
最終図はこれからの将棋だが、先手番でこの変化を選ぶかは不明だ。
第3図 ▲76歩の変化
手順 ▲76歩△34歩▲24歩△同歩▲同飛△75歩▲同歩△15歩▲同歩△75飛。
▲76歩は△75歩と突かれないようにした手だ。
△34歩に▲66歩は、△33桂▲36銀△13角のように動く筋がある。△34歩に▲68玉も、△33桂や△88角成▲同銀△22銀▲24歩△同歩▲同飛△33桂として△25飛を狙う。
△34歩に▲24歩は強い手だ。
▲24同飛に△33桂は▲23歩△13角▲28飛とできる。△88角成▲同銀△33桂は考えられる。
▲24同飛に△23歩では△85飛と引いた甲斐がないので、△23歩と打たずに動きたい。
△75歩▲同歩△15歩▲同歩△75飛と動いていく。
第4図 形勢不明
手順 ▲76歩△同飛▲68玉△75飛▲58金△23歩▲28飛。
後手は次に△88角成を狙っている。
▲22角成△同銀▲66角は△33角で受かる。
単に▲68玉と上がると、△16歩と垂らし、▲同香は△88角成▲同銀△25角▲38銀△23歩。▲14歩も△15飛で攻めが続く。
▲76歩△同飛▲68玉とすることで、△16歩と垂らす筋はなくなっている。
後手は△75飛と引いて△16歩を狙う。このやり取りは一手と一歩の交換だ。
最終図から△16歩と△17歩の比較が難しい。
△16歩は▲同香△18歩▲36歩△19歩成▲37桂が予想される進行だ。
△18歩に▲76歩は、△同飛▲18飛△75飛▲28飛△18歩・・・・で千日手模様だ。
△17歩▲同香△18歩として、▲76歩△同飛▲18飛△75飛▲28飛△18歩・・・も千日手模様。
△17歩▲同香△18歩には、▲22角成△同銀▲76歩△同飛▲14歩△19歩成▲13歩成でどうか。
この変化のときは▲16香型の方が狙いやすい駒になるので後手にとって良い。
つまり、△16歩▲同香△18歩は▲36歩。△17歩▲同香△18歩は▲22角成と、先手は変化する。
形勢不明の将棋だ。
△85飛と引く将棋は有力な指し方だ。
