今回は相掛かりの将棋を検討したい。

目次

第1図 △94歩か△73桂か

手順 △73桂▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲28飛△64歩▲76歩△86歩▲同歩△同飛▲87歩△81飛。

第1図から△75歩は▲97角がある。

△94歩と突いて(▲97角に△95歩を用意)、次に△75歩を狙う手もあるところ。

△94歩以下、▲76歩△34歩▲77角が予想される進行だ。

第1図に至るまでの手順と△94歩の変化については、こちらの記事で検討した。

今回は△73桂と跳ねる将棋だ。

△73桂だと▲76歩を急がなくても良いので、安全に2筋の歩交換ができる

△73桂のメリットは、手順に△81飛と引けることだ。

第2図 ▲45銀と揺さぶる

手順 ▲58金△34歩▲56銀△62金▲45銀△33金▲68玉。

第2図からの手順も細かい。

▲58金に△62金は、▲36銀△34歩▲25銀の進軍がある。

だから後手は△34歩を急ぎ、▲36銀に△88角成▲同銀△22銀を用意する。

▲58金△34歩に▲56銀も細かい一手だ。

▲56銀に△88角成▲同銀△22銀は、▲75歩△63銀▲74歩△同銀▲55銀と動くことができる。

形は違うが、こちらの記事とも比較したい。

▲45銀を見せて△88角成を誘い▲75歩と攻める筋はよく出てくる。

▲75歩と仕掛ける場合、先手玉は居玉の方が戦場から遠い。

▲58金△34歩▲68玉△62金▲56銀だと△88角成▲同銀△22銀で、△62金の一手が入っている点と▲68玉と上がっている点で、▲75歩が突きづらくなっている。

▲58金△34歩▲56銀△62金に▲45銀△33金と形を乱してから▲68玉と上がる。

最終図がテーマ図だ。

第3図 △63銀の場合

手順 △63銀▲15歩△75歩▲14歩△76歩▲13歩成△同香▲14歩△同香▲同香△13歩▲26香△14歩▲23香成△26歩。

△63銀と上がると、▲15歩と突きやすい。

△15同歩には、▲34銀△同金▲12歩で先手指せる。

▲12歩△同香▲34銀とすると△24金で、▲23銀成は△27歩、△26歩、△25歩で歩が足りてしまう。

▲15歩に△44歩は▲同銀△同金▲23飛成△32銀打▲28竜で、△23歩は▲14歩、△26歩は▲同竜△35金▲22竜でいずれも先手指せる。

▲15歩に△75歩の攻め合いは考えられる。

以下一本道で、▲26香で後手がまずそうだが、△14歩▲23香成△26歩が用意の切り返し。

最終図以下▲26同飛は△25歩▲同飛△24歩▲同成香△84香と反撃できる。

△26歩に▲33成香△同角▲34銀が有力で、△88角成▲同銀△27角でどうかという将棋だ。

△27角の図の形勢は互角の範疇だが、△27角の感触はあまり良くない。

後手が好んで指す変化ではないだろう。

第4図 △94歩の場合

手順 △94歩▲15歩△44歩▲同銀△同金▲23飛成△41飛▲14歩△43飛▲28竜△26歩▲同竜△65桂。

△63銀に代えて△94歩と変化を見ていきたい。

第3図と同じように▲15歩には、△44歩と突いて▲同銀△同金▲23飛成に△41飛と回る。

これが工夫の一手だ。

以下▲14歩に△43飛とぶつけ、▲28竜△26歩▲同竜△65桂と跳ねて次に△35金や△55金を狙う。

この△41飛は第3図でもできるが、△63銀と上がっていると、第4図最終図以下▲66歩△35金▲28竜△46金▲65歩と進んだとき、▲55桂のキズが残る

△41飛と回る変化の場合は、△72銀型の方が良い。

第5図 ▲36銀と引く

手順 ▲36銀△63銀▲25銀△54銀▲15歩△同歩▲34銀△同金▲12歩△65桂。

△94歩の場合、▲15歩とは突きづらかった。

▲36銀と引く変化を見たい。

△63銀▲25銀△54銀に▲24歩が見えるが、△13桂が良い切り返しだ。

△13桂の変化については、こちらの記事で検討した。

▲24歩には△13桂があるので、▲15歩△同歩▲34銀△同金▲12歩と攻める。

この攻め方の理屈は、第3図と一緒だ。

ただ、第3図▲15歩△同歩の変化と比べて、△54銀ー△94歩の2手が指せている計算だ。

▲12歩に△65桂と反撃する。

対して▲11歩成は△88角成▲同銀△49銀があり、以下▲48金は△39角▲18飛△48角成▲同飛△58金で後手指せる。

△65桂にどう対応するか。

第6図 形勢不明

手順 ▲66歩△32銀▲11歩成△同角▲65歩△88角成▲同銀△38歩。

▲11歩成は△88角成▲同銀△49銀があった。

▲66歩が有力だ。

対して△57桂成▲同金△32銀は▲11歩成△同角▲13歩でどうか。△57桂成は先手陣を乱すことができるが、先手に手番が渡るデメリットもある。

単に△32銀と上がれば、▲11歩成△同角▲65歩△88角成▲同銀△38歩と手番を生かして反撃できる。

最終図は形勢不明。

△38歩の瞬間なので▲36香が見えるが、△39歩成▲34香△33歩でどうか。

金をボロッと取られるが、△66桂や△66香のキズが楽しみだ。

▲36香の他に、▲56角ある。△24金には▲36香か▲64歩。△35金には▲23角成と踏み込むか、▲64歩と左側に目を向けるか。

一気に終盤戦だが、お互い手が広く、一手一手が難しい。

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