今回は相掛かりの将棋を検討したい。
目次
第1図 △42玉と上がる
手順 ▲96歩△42玉▲16歩△14歩▲36歩。
△42玉と上がるのが後手の工夫だ。
△52玉と上がるより、持久戦を目指しやすい。
△42玉に▲16歩と突く。後手玉が2筋3筋方面に近づいたので、1筋の交換を入れておくと将来攻め筋が増える。
▲16歩△14歩に▲46歩とすると、△34歩▲24歩△同歩▲同飛△74歩▲47銀△23歩▲28飛に△73桂や△75歩で後手まずまず。
▲36歩は積極的な手だ。
第2図 突っ張る
手順 △86歩▲同歩△同飛▲37桂△34歩▲24歩△同歩▲同飛△82飛▲87歩△23歩▲34飛△33金▲35飛△24金▲65飛。
△86歩▲同歩△同飛に▲37桂と活用する。
対して△36飛は▲24歩△同歩▲同飛として先手まずまず。歩損よりも手得が大きい。
△36飛に▲82歩も見えるが、△86飛▲81歩成△同飛となって次の△86歩が受けづらい。
▲24同飛にすぐ△23歩は、▲34飛△33金▲35飛△24金▲75飛△82飛▲58玉となって、△86歩は▲85歩で受かるので▲87歩と打つ必要がない。
△82飛▲87歩としてから△23歩が勝る。
△23歩に▲29飛もあるが、△83銀▲76歩△74銀▲77桂となって、一局の将棋だが先手番らしくない。
先手番の利を主張して▲34飛と取りたい。
最終図は先手の飛車をめぐる攻防だ。
第3図 これからの将棋
手順 △52金▲76歩△64歩▲同飛△63銀▲66飛。
△52金に▲76歩と突く。
△88角成▲同銀△28角が見えるが、▲77角△33桂▲25歩△34金▲35歩△44金▲同角△同歩▲18金で角を取ることができる。
△64歩▲同飛に△88角成▲同銀△63銀▲66飛△28角は、▲45角△64歩▲25歩で金を取ることができる。
最終図はこれからの将棋。どちらを持ちたいか分かれるところ。
後手目線だと△24金が負担なのが気になる。先手は駒が前線に出ていないので、攻めを繋げるのに苦労する。
最終図以下△32玉に、▲58玉ー▲68銀、▲69玉ー▲68銀、▲68玉のいずれも考えられる。
第4図 △42玉を見て▲37銀
手順 ▲37銀△34歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲28飛△82飛▲87歩△83銀。
△42玉が2筋方面に近いので、▲37銀と繰り出す手もある。
▲37銀の変化は、力戦模様になる。
後手の指し方はいろいろある。
▲28飛に△74歩として、△85飛や△84飛と中段に飛車を引くのも有力。早繰り銀を牽制できる。
△82飛▲87歩に△64歩はじっくりした展開を目指した手。
△83銀は一番積極的な指し方だ。以下▲76歩△74銀▲77桂が予想される。
どれも考えられる。
▲37桂、▲37銀のどちらも一局の将棋に落ち着く。
▲96歩に△42玉と上がる将棋は最近注目されていて、先手はどの変化を選ぶか課題が残る。
