今回は角換わりの将棋を検討したい。
目次
第1図 △44銀と上がる
手順 ▲69玉△44銀▲79玉△33桂▲24歩△同歩▲同飛△35歩▲45歩。
▲69玉に△44銀と出るのは積極的な指し方だ。
▲79玉に△55銀左とぶつけるのは疑問で、▲同銀△同銀▲24歩△同歩▲同飛△23歩に▲45角が好手だ。以下△54銀▲34飛△42玉▲54角△同歩▲同飛△44銀▲45桂で先手指せる。
▲45歩に△36歩、△23歩、△13角に分岐する。
第2図 △13角の変化
手順 △13角▲29飛△36歩▲44歩△37歩成▲58金。
▲45歩に△36歩は、▲44歩△37歩成▲58金としておいても先手まずまず。
△13角は遠く玉を睨んでいる。
対して▲27飛は△26歩▲同飛△36歩▲44歩△37歩成▲58金△25歩とゼロ手で飛車先を止められる。
▲29飛なら最終図まで進んで、飛車先が通っているという主張だ。
ただどちらも考えられる変化で、▲27飛と▲29飛の比較は難しい。
最終図から△28歩と△27歩に分岐する。こちらの記事で詳しく検討した。
第3図 △23歩の変化
手順 △23歩▲34飛△86歩▲同歩△59角▲47金△36歩▲44歩△37歩成▲同金△77角成▲同桂△25銀。
今回は△23歩と打つ将棋を検討したい。
△23歩に▲34飛と寄る手が見える。対して△55銀左は、▲同銀△同銀▲75歩で先手指せる。
▲34飛に一回△86歩を入れる。▲同銀ならそこで△55銀左とすれば、▲同銀△同銀▲75歩に△66銀と出ることができる。
▲86同歩に△59角と打つ。
▲38金と逃げると、△37角成▲同金△45銀右▲同銀△同銀▲64飛△63銀で飛車が詰む。
▲47金が正しく、これなら△37角成に▲44歩とできる。
▲47金に△36歩として、▲同飛には△35歩▲26飛△45桂で後手ペース。
△36歩に▲44歩と銀を取るが、△37歩成▲同金△77角成▲同桂△25銀で結局飛車が詰む。
▲34飛とは寄りづらい。
第4図 ▲29飛と引く
手順 ▲29飛△55銀左▲同銀△同銀▲35歩△47銀▲49金△46角。
▲29飛が勝る。
△55銀左に▲同銀△同銀▲35歩と戻す。
△47銀▲49金△46角にどうするか。
第5図 先手持ちか
手順 ▲34歩△37角成▲33歩成△同金▲34歩△32金▲67桂△86歩▲同歩△46銀▲44歩△同歩▲33銀△38銀不成。
△46角に▲48銀△56銀上▲68角と受ける手も考えられる。
以下△86歩▲同歩△48銀成▲同金△47銀打▲56歩△68角成▲同金△48銀不成▲44歩・・・が予想される。
先手の持ち駒が増え、手番をもらって攻めることができるので魅力的な順だ。
▲34歩は自然な手で、△37角成▲33歩成△同金▲34歩△32金と進む。
後手は角と銀を費やして桂馬を取っているが、先手は歩で桂馬を取れている。
△32金にすぐ▲33銀と打ち込むと、△38銀不成で飛車を狙われ、先手が攻め合い負けする。
▲67桂と△55銀をどかして、▲44歩△同歩▲33銀と打ち込む。
▲67桂に△86歩を入れるのが後手のポイントだ。▲同銀には△66銀と出ることができる。
もし△86歩を入れずに指すと、▲33銀△86歩▲同銀△38銀不成に▲18角と打って先手指せる。
△86歩▲同歩に限定できていれば、▲18角に△84飛▲38金△同馬▲32銀不成△29馬▲同角△87歩として形勢不明だ。
最後△87歩もポイントで、△39飛▲88玉△87歩▲98玉△29飛成とすると▲41角△61玉▲63銀が厳しい。
最終図から先手は▲18角とするか、▲32銀不成△29銀不成▲75歩とするか、という将棋になる。
先手は△46角に▲48銀とするか、▲34歩とするか迷う。
玉の固さを考えるなら▲48銀を選びたい。
▲34歩は自然な手で、攻め合い勝ちを目指した手だ。
後手は△86歩を入れるタイミングが重要で、ギリギリ均衡を保っている。
第5図最終図は難解だが、先手を持って指してみたい。
