今回は角換わりの将棋を検討したい。
目次
第1図 序盤
手順 ▲16歩△14歩▲38銀△33銀▲36歩△62銀▲37桂△42玉▲46歩△64歩。
第1図から▲16歩と突く。
右銀を動かす前に1筋を打診するのがポイントだ。
▲16歩△94歩▲96歩△33銀▲15歩△72銀▲78金△74歩のとき、▲48銀と上がれるようにしている。
以下△73桂▲58金△42玉▲46歩・・・となれば、△65桂の攻めを警戒できる。
1筋を入れてから▲38銀と上がる。
▲37桂に△74歩▲46歩△73桂とするのが、後手の主流の対策になっている。
こちらで検討した。
今回は△42玉ー△64歩と自然に駒組みする変化だ。
第2図 先手満足
手順 ▲35歩△同歩▲45桂△44銀▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲29飛△22金▲68玉。
第2図から▲35歩と仕掛ける。
▲45桂に△22銀と引く変化は第3図で検討する。
△44銀に▲24歩から歩交換をする。
▲29飛と引いて、△51金には▲15歩△同歩▲34角で先手良しになる。
△24角は▲12歩△同香▲24飛。△41角は▲24歩△同歩▲15香△同香▲12角成で先手成功だ。
▲29飛に△22金は、▲34角に△32玉を用意した手だ。
しかし形が乱れるので、▲68玉から駒組みして先手十分だ。
▲47銀と上がる手以外に、▲37銀ー▲26銀と出る含みもある。
△22金のところで後手は反撃含みの手を指したいが、△55角は▲34角△46角▲47歩(すぐ▲23角成は△28歩がある)△57角成▲68銀で先手指せる。
△36歩は次に△55角や△45銀▲同歩△37桂を狙った手だが、▲48金と上がっておいて▲47銀から取りに行ける。
△35銀ー△44歩は▲17角で切り返せる格好なので怖くない。
第3図 △22銀も攻めが続く
手順 △22銀▲15歩△同歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲34飛△52金▲68玉。
△22銀は△44歩から桂を取りに行く狙いがあり、強い手だが怖い手でもある。
▲15歩△同歩▲24歩△同歩▲同飛と攻める。
対して△23銀は▲64飛△63歩に▲22歩が好手。以下△同金▲66角△32玉▲24歩△64歩▲23歩成△同玉▲34銀で先手良しだ。
△23歩にも▲64飛はあるが、△86歩▲同歩△88歩が気になる。
△23歩には▲34飛が良いだろう。
最終図は先手ペース。
△28角と打ってきたら、▲15香△同香▲12角で先手指せる。
△44歩▲同飛△43金右も、▲同飛成△同金▲33歩△同桂▲12歩△同香▲21角と攻めて先手指せる。
第1図最終手の△64歩に代えて△52金▲68玉△64歩でも、▲35歩△同歩▲45桂が成立する。
以下△22銀▲15歩△同歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲34飛と進むと、第3図最終図に合流する。
第4図 ▲48銀型の場合
手順 ▲46歩△33銀▲48銀△62銀▲36歩△74歩▲37桂△73桂▲45桂△44銀▲24歩△同歩▲同飛△22歩▲15歩。
右銀の形を保留して▲46歩と突く工夫がある。
こちらで詳しく検討した。
▲48銀型だと△74歩ー△73桂の作戦はやりづらく、最終手▲15歩と突ける。
▲38銀型なら△15同歩▲同香△42角(△15同香は▲12角で先手良し)で切り返せるが、▲48銀型だと△42角▲34飛△15角が王手にならない。
第5図 ▲35歩は無理気味
手順 △42玉▲37桂△64歩。
▲48銀型には△74歩ー△73桂ではなく、自然に△42玉と駒組みするのが有力だ。
▲35歩△同歩▲45桂には△22銀と△44銀、どちらも考えられる。。
△22銀▲15歩△同歩▲24歩△同歩▲同飛△23銀▲64飛△63歩に▲22歩で第3図(▲38銀型)では先手指せたが、以下△64歩▲21歩成△34銀▲33歩△23金▲31角△52玉▲32歩成△45銀▲55桂△51金▲45歩と進んだとき、△29飛と打ち込むスキがあるので後手指せる。
具体的には▲45歩に△25角と打ち、(▲44歩△同歩▲42とを消した意味)次に△29飛とコラボで攻めると良いだろう。
▲45桂に△44銀もあって、▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲29飛△36歩のとき第2図では▲48金と上がることができたが、▲48銀型だと▲38金になる。
この▲38金が浮き駒で不安定だ。以下△86歩▲同歩△88歩▲同銀△86飛や△65角など後手に手段が多い。
△44銀にすぐ▲15歩はあって、△同歩なら▲34角で先手指せる。
▲38銀型だと▲15歩△同歩▲34角は△16歩で、△15角の王手飛車があるので先手失敗だが、▲48銀型なので成立する。
▲15歩に△36歩や△86歩▲同歩△88歩と反撃が予想される。
まとめ
▲45桂速攻に対して後手はいくつか作戦がある。
▲38銀型には△74歩ー△73桂を急ぐ作戦。▲48銀型には△42玉ー△64歩と駒組みするのが主流の対策だろう。
先手が速攻を目指す将棋は少なくなってきている。
