今回は角換わりの将棋を検討したい。

目次

第1図 △43金右と上がる

手順 △43金右。

第1図から△43銀と上がる順も有力。

第1図に至るまでの手順と、△43銀と上がる変化は、こちらの記事で検討した。

△43銀だと、▲77桂△62玉に▲24歩△同歩▲同飛△22歩▲27飛△23歩▲29飛と一手パスし、△51玉または△53金▲25桂△同桂▲同飛△52金▲29飛△51玉の瞬間に先手は仕掛けることができた。

後手は△42玉と移動したいが、△51玉の瞬間が怖い。

△43金右は△51玉と下段に落ちず、横スライドで△42玉まで移動する意図だ。

△43金右に▲77桂なら、△62玉▲25桂△同桂▲同飛△52玉▲29飛△53銀として移動できる。

一方、△43金右は金が三段目にいくので、当たりが強くなるし、薄くなる。

後手は強い戦いがやりづらくなる。

第2図 ▲98香の変化

手順 ▲98香△62玉▲77桂△52玉▲99飛△86歩▲同歩△同飛▲87金△83飛▲86歩△53銀。

△43金右で後手玉が薄くなったので、▲98香から地下鉄飛車を目指すのはまず考えられる。

右玉だと9筋に近いので、△62玉ー△52玉と移動する。

▲99飛に△84飛が自然だが、この場合は▲95歩△同歩▲93歩△同香▲71角がある。▲93歩に△86歩▲同歩△93香(▲71角に△82歩を用意)としても、▲87金と金冠にして先手十分だ。

▲71角を消そうと、△62玉▲77桂△53銀▲99飛△84飛とすると、今度は▲15歩△同歩▲12歩△同香▲21角がある。

▲99飛に△86歩▲同歩△同飛▲87金△83飛と対応するのが勝る。

△83飛がポイントで、△84飛だと▲85歩△同桂▲73角と打たれる。

最終図はこれからの将棋。

▲95歩△同歩▲同香は、△94歩▲同香△93歩▲同香成△同飛▲同飛成△同香▲92飛△62銀▲93飛成△69飛と進んで、形勢は互角だが、先手は好んで選びたくない。

▲95歩△同歩▲94歩△同香▲95香には、△85歩が好手だ。これは切り返されている。

最終図以下、▲78玉△62銀▲29飛△81飛・・・が予想され、先手がどう打開するかが課題だ。

第3図 ▲79飛の変化

手順 ▲79飛△62玉▲68金左△86歩▲同歩△同飛▲87歩△81飛▲77金△85歩▲75歩△同歩▲76歩△同歩▲同金△53金。

▲79飛と回る手を見ていきたい。

7筋から動く筋を狙っている。

▲68金左として、△52玉なら▲75歩△同歩▲76歩△同歩▲同銀と棒銀ができる。

▲76歩の瞬間は△86歩▲同歩△85歩▲同歩△95歩▲同歩△74銀のような攻めが怖いが、△52玉型なので無理筋だ。

後手の陣形によって▲75歩△同歩▲76歩ができない場合は、▲75歩△同歩▲同飛を選びたい。

金冠ができなくなったタイミングで△86歩▲同歩△同飛▲87歩△81飛と歩交換するが、▲77金が面白い一手。

次に▲75歩△同歩▲86金を狙っている。

それを受けて△85歩と打つが、今度は▲75歩△同歩▲76歩△同歩▲同金と棒金をする。

次に▲75金を狙っているので、後手は△53金と備える。

▲75金△74歩▲同金△同銀▲同飛に△63金を用意している。

最終図はこれからの将棋。。

最終図以下、▲35歩△26角▲39飛△35角▲75歩が一例だ。

▲35歩△26角で角を使わせ、7筋の位が取れたので先手まずまずと見たい。

第4図 ▲79飛に△53銀

手順 △53銀▲68金左△86歩▲同歩△同飛▲87歩△81飛▲75歩△同歩▲同飛△74歩▲79飛△42金引▲77金△62玉▲76金△52金。

第3図は▲79飛に△62玉としたが、▲79飛△53銀だと微妙に変化が変わる。

第3図と同じように▲68金左△86歩▲同歩△同飛▲87歩△81飛▲77金△85歩▲75歩△同歩▲76歩△同歩▲同金とすると、△62銀と引くことができる。

以下▲75金は△74歩▲同金△同銀▲同飛△63銀▲79飛△74歩として後手まずまず。

△62銀に▲75歩△53銀▲29飛△62玉・・・と進むと、第3図と違って▲35歩△26角を入れることができない。

△81飛に▲77金とせず、▲75歩△同歩▲同飛△74歩▲79飛と交換してみる。

次に▲76銀ー▲75歩や▲77金ー▲76金ー▲75歩があるので、後手は△42金引ー△52金と備える。

最終図。

▲75歩△同歩▲同金は△74歩▲同金△同銀▲同飛△63金で後手まずまず。

最終図以下、▲35歩△26角▲39飛△35角▲29飛・・・としてどうか。

▲79飛からの一連の手順は複雑だが、簡単な理屈は、▲79飛で7筋の攻めを見せる→△43金を移動させる→桂頭が薄くなったので▲35歩と突く→△26角と後手に角を使わせる。

▲35歩△26角以下も難解だが、、一応先手の目標は達成した。

まとめ

△43銀の将棋と違って、△43金右の将棋は後手玉が薄く、より神経を使う。

ただ、具体的に先手がどう打開するかは悩むところ。

▲98香の変化は第2図最終図をどう見るか。

▲79飛と回り、後手に角を使わせる変化は十分に考えられる。

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