今回は相掛かりの将棋を検討したい。
目次
第1図 △87歩か△14歩か
手順 △52玉▲37桂△87歩。
第1図から△42玉や△62玉もあって、手が広い。
今回は△52玉と上がる将棋を検討したい。
▲37桂に△14歩▲76歩△34歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲34飛△88角成▲同銀△33歩・・・と進む将棋もあって、こちらで詳しく検討した。
この変化も重要だ。
△87歩と打つのは積極的な手で、▲97角△82飛に▲86歩は、△95歩▲87金△96歩▲88角△83銀として後手十分。
先手は反撃を目指す。
第2図 ▲25飛と引く
手順 ▲97角△82飛▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲25飛。
▲97角△82飛に▲86歩は△95歩があるので打ちづらい。
△82飛に▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲25飛と横利きで受ける。
▲25飛に代えて▲26飛もあって、対して△95歩▲同歩△同香は▲35歩△97香不成▲同桂で先手指せる。
▲26飛には△34歩が勝り、以下▲35歩△44角▲86飛△同飛▲同角と進んで、△35歩と△74歩に分岐する。
形勢は難解だが、▲86角が負担なので先手の攻めはぎりぎりだ。
1筋の交換が入っている場合、▲24歩に代えて▲15歩△同歩▲45桂△42銀▲24歩△同歩▲53桂成△同銀▲24歩のような攻め筋も生じる。
こちらの記事で検討した。
第3図 △88歩成を入れる
手順 △34歩▲24歩△同歩▲同飛△95歩▲45桂△42銀▲95歩△88歩成▲同銀△33桂。
△42銀に▲22飛成△同金▲53桂成△同銀▲31角は△42飛で受かる。
△42銀に▲95歩と戻す。
△95同香は▲53桂成から清算して▲95香と取れる。
▲95歩に単に△33桂と跳ねると、▲53桂成△同銀▲同角成△同玉▲23銀△88歩成▲32銀不成△78と▲22飛成と踏み込んで先手指せる。
後からだと△88歩成は入らないので、△88歩成▲同銀△33桂とする。
これなら同じように▲53桂成△同銀▲同角成△同玉▲23銀とすると、△56歩と打って、▲32銀不成△88飛成▲同金△57歩成▲同玉△79角が痛い。
第4図 ▲23歩を打つ場合
手順 ▲23歩△31角▲33桂成△同銀▲25飛△74歩▲84歩△73桂▲87銀△84飛▲86歩△24歩▲29飛。
第2図で紹介したリンクの記事では、▲23歩と打った。
△31角と引かせることができるので、気持ちの良い手だ。
▲23歩△31角▲33桂成△同銀▲25飛に△74歩と突いて、次に△96歩を狙う。
▲25飛に△24歩と打つと、▲55飛△74歩▲56飛と飛車の横利きで9筋を受けることができる。
△74歩に▲85歩は△95香でまずいので、▲84歩と打つ。△84同飛なら▲85歩△82飛▲87銀とできる。
▲84歩に後手は△73桂と跳ねる。これで▲87銀△84飛▲85歩には△同飛とできるようになる。
だから△84飛に▲86歩と打つことになる。
最終図以下、△95香▲96歩△75桂▲95歩△87桂成▲同金△88歩が予想される進行だ。
形勢は難解だが、先手の持ち歩が少ない、将来△54歩と突いて角を使われるので▲23歩△31角の交換が今ひとつなのが気になる。
第5図 ▲23歩を打たない場合
手順 ▲33同桂成△同銀▲25飛△24歩▲45飛△74歩▲23歩△同金▲83歩△同飛▲15桂△44銀▲84歩。
▲23歩を打たずに▲33同桂成△同銀▲25飛とすれば、△74歩には▲24歩と垂らすことができる。
だから後手は△24歩と打つことになる。
対して▲55飛は△42銀がぴったり。▲65飛も△74歩▲23歩△同金▲15桂△73桂▲66飛△42銀で飛車に当たる。
▲45飛は△44銀なら▲46飛と引いて9筋を受ける意味だ。
△74歩にすぐ▲46飛は△42銀の味が良く、後手十分。
▲23歩と打ち、△31角ならそこで▲46飛と引けば後手の角が使いづらい。
だから後手も△23同金と突っ張る。
▲15桂が厳しそうだが、△44銀が用意の切り返しだ。
最終図以下、△84同飛▲85歩△82飛▲23桂成△45銀▲22成桂△95香▲86角△99香成か、△82飛▲23桂成△45銀▲22成桂△96歩▲86角△85歩▲51金△同金▲53角成△同玉▲71角が予想される。
形勢は難解だが、後手十分に戦える。
先手が好んで選ぶ変化かは不明だ。
