今回は横歩取りの変化を検討したい。
目次
第1図 △41玉と寄る
手順 ▲58玉△41玉。
▲58玉は青野流と呼ばれる指し方だ。
対して△41玉と寄る指し方は少数派だが、後手の対策の一つだ。
△41玉に対して、▲36歩△42銀▲37桂△22歩・・・となると、こちらの記事の変化に合流する。
第2図 ▲36歩の場合
手順 ▲36歩△51金▲37桂△62銀▲38銀△22銀。
▲36歩に△42銀▲37桂△22歩と合流させるのもあるが、もう一つ、△51金と寄る作戦もある。
以下▲37桂△62銀▲38銀に△22銀と上がって、中原囲いを完成させる。
これは△42銀と上がる場合ではできなかった変化だ。
最終図はこれからの将棋だ。
第3図 ▲36飛の場合
手順 ▲36飛△22銀▲87歩△84飛▲26飛△52玉▲38銀△72銀。
▲36飛はゆっくりした展開を目指した手だ。
△41玉と形を決めてくれたので引きやすくなっている。
▲36飛△22銀▲87歩に△85飛▲26飛△51金▲36歩△62銀と組むと、85飛車戦法と呼ばれる作戦になる。
△85飛に代えて△84飛と引き、▲26飛に△52玉と上がる。一手損してでも後手は△52玉型に組みたい。
最終図はこれからの将棋だ。
第4図 ▲87歩と打たない
手順 ▲26飛△84飛▲36歩△52玉▲38銀。
第3図最終図はこれからの将棋だ。
▲87歩を打たない工夫がある。
第4図から▲26飛と寄る。△88角成▲同銀△44角は▲87歩で受かっている。
▲26飛△84飛に▲36歩と突く。
これに△88角成▲同銀△44角は▲24飛と浮き、△88飛成▲同金△同角成は▲84飛。△23銀は▲44飛で、△同飛は▲22歩△同金▲66角。△同歩も▲22歩△同金▲75角で、いずれも先手指せる。
▲36歩に△86歩は▲33角成△同桂▲88歩と打っておいて、凹んだ形よりも後手に一歩を使わせた方が大きい。
▲36歩△52玉にも、あくまで▲87歩は打たずに▲38銀と駒組みする。
△88角成▲同銀△44角は同じように▲24飛と浮き、△23銀▲44飛△同歩▲22歩△同金▲16角△34歩▲24歩△32銀▲31角・・・のように攻めて先手指せる。
最終図は先手まずまず。
最終図から△72銀には▲35歩と伸ばす。
第3図最終図で▲36歩と突くと、(第4図最終図から△72銀▲87歩とした局面と同じ)△74飛▲35歩△25歩と動く筋がある。
▲87歩を打たないことで、△74飛と動く筋を消すことができる。
▲58玉に△41玉は、▲36歩もあるが、▲36飛と引く手をやってみたい。
