今回は相掛かりの将棋を検討したい。

目次

第1図 ▲96歩に△14歩

手順 ▲96歩△14歩▲36歩△86歩▲同歩△同飛▲58玉。

▲96歩に対して後手の手が広い。

今回は△14歩と突く変化だ。

すぐ△64歩と突くと▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲64飛と取られてしまうが、△14歩と突いてあれば▲24同飛に△63銀▲23歩△13角とできる。

▲96歩△14歩の交換が得とみて、じっと▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲28飛と歩交換しておいて、▲46歩ー▲47銀と持久戦を目指す作戦もあるところ。

△14歩に▲36歩△86歩▲同歩△同飛▲58玉は積極的な指し方だ。

ここで後手の作戦がいくつか考えられる。

第2図 △82飛の変化

手順 △82飛▲87歩△52金▲16歩△34歩▲24歩△同歩▲同飛△64歩▲37桂△63銀▲34飛△15歩。

▲58玉は中住まいと呼ばれる形で、早い戦いに向いているが、持久戦向きではない

そこで後手は△82飛▲87歩△52金から囲いを目指す順が一つ考えられる。

△52金に対してすぐ▲35歩と突くと△13角で取られてしまうので、一回▲16歩と突いて、△13角に▲15歩を用意して次に▲35歩を狙う。

後手は▲35歩を嫌って△34歩と突くが、今度は▲24歩△同歩▲同飛として△34歩を狙う。

最終手の△15歩の意味は、こちらの記事で検討した。

△15歩以下、▲76歩△88角成▲同銀に△33金と△33桂に分岐する。こちらで検討した。

第3図 △74歩の変化

手順 △74歩▲24歩△同歩▲同飛△73桂▲74飛△36飛▲76歩△28歩▲23歩△同金▲24歩△13金▲37銀△35飛▲28銀。

△82飛は持久戦を目指した手だった。

次は△74歩▲24歩△同歩▲同飛△73桂と、後手も桂を活用する変化を見たい。

お互い▲74飛△36飛と歩を取って、一気に乱戦模様だ。

△28歩に対して単に▲37銀と上がると、△34飛▲同飛△同歩▲28銀△88角成▲同銀△87歩で後手指せる。

△28歩に▲23歩△同金▲24歩△13金を入れてから▲37銀と上がるのが勝り、これなら△34飛には▲同飛△同歩▲22角成△同銀▲32角で先手良し。

後手は△35飛と引くことになり、▲28銀と歩を取ることができた。

最終図はこれからの将棋だ。

△74歩ー△73桂の変化は、こちらの記事で詳しく検討した。

第4図 △52玉の変化

手順 △52玉▲37桂△94歩▲76歩△34歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲34飛△88角成▲同銀△33歩▲35飛△28角▲18香△19角成▲27角△42銀▲77桂△74歩。

△82飛は持久戦、△74歩ー△73桂は積極的だった。

△52玉はその中間のような手だ。

先後似た局面だが、先手だけ▲37桂と桂が使えているのが主張だ。

▲24同飛に△23歩と打ち、▲34飛に△88角成▲同銀△33歩と歩をペタペタ打つ。

△28角の打ち込みに期待している。

最終図から▲39金△73桂▲29金とすれば馬を取ることができるが、△同馬▲同銀△24歩で次に△44金を狙われると、先手の飛車が狭い。

第5図 先手持ち

手順 ▲48金△82飛▲75歩△73銀▲74歩△同銀▲75歩△83銀▲87銀。

▲39金と寄ると先手玉が薄くなる。

△19馬を相手にせず、▲48金と囲うのが勝る。

△82飛に▲75歩と突き、△73銀▲74歩△同銀▲75歩と押さえる。

対して△76歩は、▲74歩△77歩成▲同銀△89飛成▲88金△99竜▲85飛で先手指せる。

△89飛成に代えて△26桂も▲84歩△同飛▲85銀△82飛▲83歩△同飛▲84歩と押さえ込んで先手指せる。

よって△83銀と引くが、▲87銀と△76歩を受けておいて先手がポイントを上げた。

最終図は先手を持って指してみたい。

この変化は、こちらの記事で詳しく検討した。

後手が△82飛、△74歩、△52玉のどの変化を選ぶか。

後手番なので、形勢互角なら満足だ。

現在の主流は△82飛だが、△74歩と△52玉は力戦の将棋に近いので、面白そうな変化だ。

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