【解説】
▲16金△同飛▲35角△37玉▲46角△26玉▲35馬△15玉▲24銀△14玉▲13銀成△15玉▲14成銀△同玉▲24馬まで15手詰。
初手は▲16金と捨てて、▲35角を実現させる。△37玉▲46角に△38玉は▲56馬△39玉▲48銀で詰む。▲46角△26玉にもう一回▲35角とすると連続王手の千日手だが、▲35馬と引いて収束になる。
▲35角のところですぐ▲35馬とすると△37玉▲46角△38玉のときに▲56馬と引けなくなるので詰まない。
個人的に△26玉と△27との形が好きで、こだわっていた。思い出のある詰将棋だ。
今改めて見てみると4手増やすこともできる。
△39銀の配置は、初手▲15金△26玉▲35角△37玉▲55馬△38玉▲47銀打△29玉▲19金の詰みと、初手▲15金△同飛▲34銀△16玉▲15馬△17玉▲16飛△28玉▲19金△38玉のときの▲48馬を消している。
先手の角も▲57角だと▲39角の筋があり、▲68角だと上記の順の最後で、▲47銀△49玉▲59馬で詰んでしまう。▲79角にすることで余詰めを消している。
ちょっと手数を増やすだけで紛れが多くなるから面白い。