作者 shogijam_admin

将棋世界 詰将棋サロン発表作

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【解説】

▲43歩不成△32玉▲42歩不成△23玉▲45馬△32玉▲23馬△同玉▲24歩△32玉▲31と△同玉▲41歩成△32玉▲42とまたは▲42香成まで15手詰。

初手▲43歩成は△23玉で打ち歩詰めになる。初手は打ち歩詰め回避の▲43歩不成が正解。実戦で現れない歩不成を実現できるのも詰将棋の魅力。△23玉は▲24歩が打てて詰む。

△44歩の中合は▲同馬△32玉▲31桂成△23玉▲22馬△同竜▲24歩△12玉▲22馬△同玉▲23飛△12玉▲21飛成で詰む。15手駒余りになるので不正解になる。23の桂馬が無くても、途中▲31桂成のところで▲42歩成△23玉▲22馬△同竜▲24歩△12玉▲22馬△同玉▲32と△11玉▲12歩以下17手駒余りで詰む。

2手増えて駒余りをキズと見るかは意見が分かれるところだが、短手数の場合はキズと見られるのが主流だったので▲23桂を配置して手数を増えないようにした。明らかに無駄駒なので本当は無くしたいところ。

戻って初手▲43歩不成に△32玉と逃げてもう一回打ち歩詰めを誘う。そこでもう一回▲42歩不成とする。ここでの△43歩合は▲同馬△23玉▲34馬以下同じ手順で詰むので無駄合いになる。△23玉▲45馬△32玉に▲54馬とすると連続王手の千日手だが、▲23馬と邪魔駒を消して詰む。

詰将棋を作るとき、▲23馬のところで▲31と△同玉▲41歩成△同玉▲12馬以下追い回す余詰めを考える必要がある。詰将棋を解くとき、特に手数が分かっているときは読みから外してしまう順だが、作るときは読みが必要になる。

▲23馬△同玉▲24歩△32玉▲31と△同玉▲41歩成と44の歩がずんずん進んでと金に昇格した。

歩の3回直進を狙った詰将棋。

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