【解説】
▲43竜△同銀▲同桂左成△22玉▲31角△同玉▲32銀△22玉▲23桂成まで9手詰。
初手は▲43竜から始まる。初手▲43桂左成だと△22玉▲31角△12玉▲42竜のとき△22歩合で詰まない。このとき△44角がよくきいている。
▲43竜に対して△31玉のときも少し悩む。▲42角は△41玉▲53角成のとき△43銀と取られてしまう。△31玉には▲22角が好手になる。△同角は▲23桂不成で、△同玉は▲23桂成以下詰む。
▲43竜に△同銀▲同桂左成△22玉に▲31角と上部に逃がさないように角を捨て、あとは簡単な詰みとなる。
本作は43の地点に三枚きいているのに一番強い駒から入るという、初手の▲43竜を実現するために思いついた。変化の▲22角もあって小さくまとまった。しかし収束が流れてしまったのは残念。もう少し考える余地がありそう。