作者 柳澤 瑛

詰将棋パラダイス 2017 年 8月号 小学校発表作

解説はこちら

【解説】

作意 ▲68金△88玉▲79馬△同玉▲69金△同玉▲59飛打 まで7手詰。

初手▲97飛は△87とで不詰め。

初手▲78金は△同桂成▲同馬△66玉▲56馬△77玉▲69桂△87玉▲78馬△98玉で不詰め。

3手目▲78金は△同桂成▲同馬△98玉▲96馬△88金合で不詰め。

本作は自作の中で一番気に入っている詰将棋。初形の見た目が簡素でかわいらしいのだが、初手は重たく68金。飛車の横利きを止めてしまうし、69馬の頭の上にズシンと打つのでかなり打ち辛いだろう。そんな68金をその後引いて捨てる瞬間はとても気持ち良いのではないだろうか。解答者からもこの手順の流れが高評価だったようで、作者としては大満足。最後の飛車打ちもピッタリな一手になった。

詰将棋を出題する時に本作はうってつけ。めちゃくちゃ気に入っているし、配置を作るのも簡単。解いてみたくなるビジュアルも持ち合わせている。私にとっては最強の詰将棋なのだ。

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