作者  みつ

未発表作

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【解説】

作意:▲41飛△①31歩合▲同香成△12玉▲11飛△23玉▲24歩△33玉▲34歩△同角▲32成香△同玉▲②31飛右成 まで13手詰。

初手31飛では12玉、11飛打、23玉で打歩詰。41飛と一つ離して打つのが手筋です。以下、すぐに12玉だと11飛、23玉、24歩、33玉、31飛右成で早いので、玉方は①31歩合の抵抗。これを香で取っても同じように進みますが、今度は33玉の図で31の成香が邪魔駒になっており、これを捌いて収束を得ます。

以下は、マニアックな作図の裏話。
実は本作には弱点があり、それが②での最終手余詰と呼ばれる欠陥です。作意の31飛右成に代え、あえて31飛左成とする手があり、以下30手くらい追い回せば結局詰んでしまいます。ルール上、別手順で詰む「余詰」について、最終手に限れば許容されているのですが、消せるなら消すべきです。しかし、今回は作意そのままに消そうとすると、盤面に配置する駒数が増えてしまうので、全体のバランスを考えた結果、キズを甘受して完成としました。

余談ですが、浦野先生の「ハンドブック」シリーズでは最終手余詰などは完全に消しているそうで、このホスピタリティが愛される所以なのでしょうね。今回、キズを甘受せざるを得ない状況になって、浦野先生の偉大さを改めて思い知ったのでした。

【紹介】

浦野先生といえば、ハンドブックシリーズが有名です。初心者から上級者まで楽しめます。棋士、女流棋士、奨励会員も対局前に簡単な詰将棋を解くという話を聞きます。対局前に頭を疲れさせたくない、解けずに自信を失いたくない、そんなとき頭の体操にぴったりです。

初心者の方は詰将棋の基礎になります。長い詰将棋も最後は3手詰、5手詰の形いわゆる「収束形」が浮かぶかどうかになります。

1手詰でも侮っていけないです。油断すると駒のききをうっかりします。1手詰は駒のききを確認する習慣が身につきます。

3手詰からは読みが必要になります。3手の読みは実戦でも基礎です。3手詰がすらすら解けるようになると手が自然に読めるようになります。

5手詰は3手詰の応用です。5手が長いと感じる方もいるかもしれませんが、2手進めれば3手詰、4手進めれば1手詰です。3手詰が解ける方ならとりあえず2手進めてみる。そうすると、その形が詰むかどうかを判断できる実力があります。指し将棋も詰将棋もトライ&エラーの繰り返しです。ダメならまた違う道を見つければ大丈夫。失敗を恐れず挑戦していきましょう!

詰将棋は自分との勝負です。解けなくてもイライラせず、解けない問題を楽しむ気持ちで毎日コツコツやっていきましょう!

By みつ

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