全部で3問。次の一手に挑戦してみよう!
正誤判定は最後にわかります。
解説はこちら。
(1)正解 ▲24歩
正解は▲24歩。△同歩に▲同飛・・ではなく、▲25歩の継ぎ歩が手筋になる。△同歩には▲同飛で、銀取りと▲23歩が受からない。これを十字飛車という。
▲25歩に対して、△34歩▲24歩△77角成▲同銀△22歩が最善の対応だが、2筋をへこませてポイントを取った。以下は▲56銀や▲66銀、▲16歩、など有力な手が多い。先手としては2筋でポイントを取ったので、左辺をうまく受け止めることができれば自然に局面を良くすることができる。
(2)正解 ▲78飛
「仕掛けられた筋に飛車を回れ」というように、▲78飛が正解。以下△76歩▲同銀△72飛▲68角△65歩(△66角は▲67銀△78飛成▲同銀△88角成▲77角で捌ける。)▲45歩△66歩▲46角と軽い捌きを狙える。▲68角では▲88角も有力。△65歩▲55歩△同角▲57金と受ける感じになる。▲68角の進行とは違って、金を前線に出して後手の攻めを受け止める指し方だ。このあたりはいろいろあって、棋風だと思う。
誤答選択肢、▲75同歩は△同銀で棒銀成功だ。銀が5段目に出たら棒銀成功は一つの目安だ。それから▲78飛と回るのは手遅れで、△76歩▲59角△72飛とがっちり押さえられてしまう。
他の▲47金も高美濃囲いを完成させる立派な手だが、△76歩▲同銀△72飛▲67銀△76歩▲88角△75銀で押さえ込まれる。
(3)正解 ▲22角成
△74歩が軽率な一手で、先手にチャンスがきた。正解は▲22角成で、△同銀▲95角と王手飛車がかかる。簡単なようでも3手の読みが必要で、実戦だと逃すケースも多い。こういう手を拾えると、勝率アップにつながる。
その他、▲25銀もいい手。△42玉▲34銀△88角成▲同銀△22銀が予想されるが、先手が一歩得して不満ない。▲24歩も有力な手。△同歩▲同飛で、▲34飛と▲22角成△同銀▲66角を見ている。しかし、▲24同飛に△52玉▲22角成△同銀▲66角△33角と切り返されてうまくいかない。
この将棋は研修会のときに指した将棋で、以下残念ながら負けてしまった。王手飛車くらいで油断してはいけない。▲95角以下の進行はこちらから。