全部で3問。次の一手に挑戦してみよう!
正誤判定は最後にわかります。
(1)正解 ▲24角
▲24角が正解で、△同歩に▲83銀で飛車の逃げ場所がない。以下△37角成▲同銀△91飛と逃げようとしても、▲82銀成で逃げることができない。
後手の△93香ー△92飛の攻めのことを「雀刺し」(すずめさし)という。
誤答選択肢▲46角も筋の良い手だ。角交換すると▲83角のキズがあることを見越している。しかし、△73銀と拒否されると正解手より劣る。
▲25桂も端攻めを狙った良い手だ。以下△53銀と上がられてこれは一局になる。
(2)正解 ▲86角
▲86角とぶつけるのが、後手陣の形の悪さを咎める好手だ。
1問目であったように、△93香または△94香、△92飛の格好は▲83角のキズがあり、角交換に弱い。
▲86角に△91飛と▲83角を避けても、▲64角△同歩▲72角で馬を作ることができる。
▲86角に△82飛も▲64角△同歩▲61角が痛い。
つまり「雀刺し相手に角交換を狙え」という格言ができそうだ。後手も雀刺しをやると角交換を狙われるので、雀刺しと△64角の相性が悪い。
誤答選択肢▲46角も、▲83角を狙った手だが、今度は△42角と避けることができる。
▲65歩も△同桂なら▲66金で桂馬を取る狙いだが、▲65歩に△42角と引かれて難しい。
(3)正解 ▲45銀
▲45銀が△41玉を咎める一手だ。△45同銀に▲22角成△同銀▲63角で、馬を作りながら銀交換をすることができる。
一見すると先手の気分がいいが、実は案外難しい。▲45角成以下△95歩▲同歩△97歩が覚えておきたい手筋だ。▲同香には△98銀がある。
これはこれで難しい将棋が続くが、先手だけ馬ができているので主張がありそうだ。
誤答選択肢▲38金は△52金でチャンスを逃す。
▲24歩の攻めは、△同歩▲同飛△23歩▲34飛に△88角成▲同銀△28角の打ち込みがあり、先手失敗だ。