全部で3問。次の一手に挑戦してみよう!
正誤判定は最後にわかります。
(1)正解 ▲24歩
△62銀が悪手で、先に△32金とするべきだった。それを咎める▲24歩がいい手。△同歩▲同飛△同銀▲22角成となって桂と香の駒得が見込めて先手有利。▲24同飛に△71銀も▲23飛成。△32金も▲33角成△同桂▲23銀で先手優勢になる。
▲24歩の筋は先手後手ともにあり得る筋で、角道が通っている場合は気を付ける必要がある。
一方で、▲78金と上がるデメリットとして早囲いができなくなることがある。▲78金を保留することで▲68角と上がる手を省くことができるので通常(後手)の手順よりも早く囲うことができる。
(2)正解 ▲15角
▲15角の王手が正解で、△41玉に▲36歩で馬の行く場所がない。次に▲28歩や▲38金で馬が取れる。
▲77角も有力な手で、香取りが受けづらい。△33桂は▲同角成だし、△22銀も▲同角成△同銀▲31飛成で飛車が成れる。以下△41角で難しい。▲77角に△44歩もある。▲同角だと△42飛▲11角成△49馬▲同玉△47飛成以下先手玉が詰みになる。△44歩の一手で角道が止まるのは悲しい。
(3)正解 △47角成
(2)は上の図から△88角成▲同銀△45角▲35飛△27角成と進行していた。△45角に代えて△25角▲32飛成(▲36飛も有力)△同銀▲38銀△33銀の図だ。
一見▲26金と打てば角が取れそうだが、△47角成がいい手。▲同銀△28飛で両取りがかかる。
そこで先手は▲26金に代えて、▲16歩として次に▲35金を狙う手は有力。▲35金ならば△47角成がない。△14角と逃げたときの▲15歩を用意している。▲16歩以下△44歩には▲65角、△44銀には▲56角とする順は考えられるが、理屈が難しい。
△33銀には単純に▲45角として馬を作る手もあって、こちらをおすすめしたい。
他の選択肢、△34角と逃げるのは▲35金で角がこれ以上逃げられない。
△24歩も▲25金△同歩で角金交換になる。正解手は後手が竜を作れているので、正解手より劣る。