今回は相掛かりの将棋を検討したい。
目次
第1図 ▲68玉型に構える
手順 ▲96歩△94歩▲36歩△86歩▲同歩△同飛▲68玉。
▲96歩に△14歩と突く手もあって、こちらで検討した。
今回は▲96歩に△94歩と突く将棋だ。
△94歩▲36歩△86歩▲同歩△同飛に▲68玉と上がる。
▲68玉型と▲58玉型のメリット、デメリットについては、こちらの記事で検討した。
最終図がテーマ図だ。
第2図 △74歩の変化
手順 △74歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲74飛△73銀。
△74歩の変化を見ていきたい。
代えて△14歩の実戦例が多く、△74歩は少数派の手だ。
この△74歩は、▲68玉型に反応した手だ。
▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲74飛と歩を取られるが、△73銀から銀を繰り出していく作戦だ。
このとき▲68玉が7筋8筋に近い。
第3図 △14歩の変化を簡単に
手順 △14歩▲37桂△74歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲74飛△73銀▲75飛△64銀▲87歩△82飛▲25飛△34歩▲76歩△44歩▲46歩△42銀▲48金△43銀。
△14歩▲37桂を入れてから△74歩と突けば、▲24歩△同歩▲同飛に△73銀と受けることができるが、以下▲87歩△84飛▲76歩△23歩▲29飛(▲25飛もある)と進めて、先手不満ない。
△14歩を入れても、▲24同飛に△23歩▲74飛△73銀と銀を繰り出す作戦が有力になる。
最終図は▲47銀と▲58玉に分岐する。
こちらの記事で詳しく検討した。
第4図 ▲75飛か▲76飛か
手順 ▲76飛△82飛▲87歩△34歩▲35歩△同歩▲86飛。
第4図から▲75飛△64銀▲87歩△82飛▲25飛・・・と第3図の変化と同じように指すと、△14歩を後回しにできるので、後手が少し得する。
そこで先手は▲76飛△82飛▲87歩△34歩▲35歩△同歩▲86飛とぶつける。
△34歩に単に▲86飛とすると、△85歩▲56飛△64銀で後手の手得が大きい。
▲35歩△同歩を入れてから▲86飛とぶつけることで、△85歩に▲26飛と一手で2筋に戻ることができる。
第3図で△73銀▲76飛△82飛▲87歩△34歩▲35歩△同歩▲86飛とすると、△86同飛▲同歩△36歩で後手指せる。
▲37桂と跳ねていないから先手ができる順だ。
第5図 後手の分岐点
手順 △85歩▲26飛△42銀▲76歩△33銀。
▲86飛に対して、後手はいくつか対応が考えられる。
一番自然なのは△85歩だ。
以下▲26飛△42銀▲76歩△33銀と上がり、将来△44歩ー△34銀のように3筋の位を確保する。
ただ、△85歩と打たされている、スムーズに▲26飛と回られているなど、やや後手が悔しい。
強く指すなら▲86飛に△84銀と上がり、▲26飛△75銀▲76歩△86歩▲同歩△同銀と棒銀をする順だ。
以下▲22角成△同銀▲56飛が一例で、先手が反撃できるかどうか。
後手としても単調な攻めなので、リスクのある指し方だ。
▲86飛に△52玉も考えられる。飛車交換歓迎の構えだ。
以下▲82飛成△同銀▲76歩△36歩と進む。
序盤早々飛車交換となり、乱戦模様だ。形勢は難しい。
△85歩以外は激しい展開になる。
第3図の変化では比較的穏やかだが、第2図△74歩を選ぶと、一気に激しくなる。
後手番だとゆっくり指したいので、こうした順を選ぶかどうか好みが分かれそうだ。
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