今回は相掛かりの将棋を検討したい。

目次

第1図 △15歩と突く

手順 △52金▲16歩△34歩▲24歩△同歩▲同飛△64歩▲37桂△63銀▲34飛△15歩。

第1図からすぐ△64歩と突く作戦もある。

以下▲24歩△同歩▲同飛で、△63銀▲35歩の進行や△23歩▲64飛△52金の進行がある。

こちらで検討した変化だ。

△52金に▲16歩と突いたのは、次に▲35歩と突く狙いだ。▲35歩△13角に▲15歩を用意している。

▲35歩を嫌って△34歩と突くが、今度は▲24歩△同歩▲同飛から横歩取りを狙われる。

△64歩にすぐ▲34飛は、△23金▲35飛△24金で飛車が狭い。

△23金に▲31飛成△同角▲32銀としても△28歩▲37桂△29歩成▲同銀△42角▲23銀成△27飛で後手が指せる。

▲37桂と活用してから▲34飛と取る。

対して△33金▲35飛△24金は、▲31飛成△同角▲76歩△44歩▲同角△22歩▲32銀△34金▲77角△42角▲21銀成で先手指せる。

だから後手は△33金と上がる前に△15歩と突く。

△15歩▲同歩を入れてから△33金▲35飛△24金以下の順を指すと、最後▲21銀成に△15香と走ることができる。

△15歩の意味については、こちらの記事でも検討した。

第2図 △33金の変化

手順 ▲76歩△88角成▲同銀△33金▲35飛△44角▲25飛△24歩▲45飛△16歩▲同香△同香▲13歩。

▲15同歩とは取りづらいので、▲76歩と開ける。

△88角成▲同銀に△33金と△33桂の分岐になる。

△33金▲35飛に△34歩は、▲25飛△24歩▲29飛△16歩▲45桂△23金▲25歩△同歩▲53桂成△同金▲71角△52飛▲25飛△24歩▲85飛で先手指せる。

△44角▲25飛△24歩なら▲29飛△16歩▲18歩とへこませることができる。

この進行も一局であるが、先手は△44角に▲45飛と回ってみたい。

これなら△16歩に▲同香△同香▲13歩と反撃できる。

▲45飛に△54銀も▲44飛△同歩▲15歩とできる。

最終図の最後、▲13歩とせずに▲15飛と回ると△14歩▲16飛△15香で困るが、▲15飛と回る前に▲13歩△11歩▲12歩成△同歩▲15飛とすれば△14歩がない。

最終図以下も際どい変化が多いが、先手指せる変化が多いと見られている。

第3図 △33桂の変化

手順 △33桂▲24飛△23歩▲26飛△16歩▲15歩△同香▲18歩。

次に△33桂の変化を見ていきたい。

次こそ△23金を狙っている。

▲24飛△23歩▲26飛△16歩に▲14歩と垂らしたいが、△同香▲24歩△22銀▲12角に△44角または△24歩▲同飛△23角で受かる。

▲15歩△同香▲18歩と香を吊り上げ、次に▲35歩や▲29飛ー▲26角を狙う。

第4図 後手の手が広い

手順 △22銀▲35歩△36歩▲同飛△14角。

第4図から後手の手が広い。

△62玉や△44歩だと、▲13角で▲31角成と▲46角成を狙う筋がある。

△22銀と上がるのは▲13角を消しつつ、▲29飛に△13銀▲26角△24銀を用意した手だ。

△22銀に▲35歩と突いて桂馬を狙うが、先手も桂頭は弱点だ。

△36歩▲同飛△14角の反撃がくる。△14角に代えて△54角だと、▲27角△45桂▲34歩の進行のとき後手の角桂が重い。

△14角の方が先手玉を睨んでいる。

最終図以下▲25歩△同桂▲同桂△同角▲26飛、▲46飛△36歩▲34歩、▲27角など手が広い。

これからの将棋だ。

後手が第4図最終図を嫌うなら△65歩▲68玉の交換を入れてから△22銀と上がる手もあり、将来△66歩と反撃できるので▲35歩と突きづらくなる。

だが今度は△22銀▲77桂から駒組みになったとき、△65歩が目標になるので一長一短だ。

手が広く、指してみないと分からないところも多い。

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