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第1図

前回は第1図を検討した。△64歩ー△63銀の駒組には▲34飛と取る手が成立していた。

▲34飛に△13角と上がる変化を検討していなかったので、まずはその変化を調べたい。

手順 ▲24歩△33歩▲35飛△24角▲25飛△23歩▲76歩△22銀▲46歩△34歩▲47銀△33角▲48金。

△13角は先手の飛車を狭くした手だ。先手にはいくつか有力手がある。一つは▲24歩と垂らして飛車を助ける順だ。

▲46歩に△同角は▲45飛△24角▲25歩△13角▲15歩で先手良し。

最終図は歩の損得はないものの、先手が手得している。先手作戦勝ちが見込める。

手順 ▲15歩△27歩▲29歩△33金▲同飛成△同桂▲76歩△44歩▲14歩△22角▲23金。

もう一つは▲15歩と攻める手だ。△33歩は▲14飛と逃げておいて先手指せる。

△27歩▲29歩を入れて△33金で、今度▲14飛は△22角で先手困る。▲33同飛成△同桂▲76歩とする。

最終図▲23金と打った図は先手の攻めが繋がる。

△13角は▲24歩と▲15歩のどちらでも先手指せる。

今回のテーマ図

これまでは▲24同飛に△64歩▲37桂△63銀とした変化を調べた。これには▲34飛と取ることができた。

今回調べる△42玉は▲34飛を警戒した一手だ。△42玉と上がることで▲31飛成と切られる筋を消している。△42玉には先手はどう駒組するか。

手順 ▲34飛△23金▲35飛△24金▲65飛△83銀。

▲34飛と横歩を取るとどうなるか。これには△23金ー△24金と飛車を追って後手十分だ。△51玉型では▲31飛成とする筋が何度も出てきたが、△42玉型なので金が上がりやすくなっている

▲45飛と逃げると△64歩ー△63銀とできる。▲65飛は△64歩を突かせない意味だが、△83銀と駒を前に繰り出していって後手指せる。先手の飛車が危ない。

手順 ▲37桂△23歩▲34飛△33金▲35飛△24金▲45飛△64歩。

一回▲37桂と跳ね、△23歩に▲34飛とする方がまだ良いが、これも同じように△33金ー△24金と繰り出して先手の飛車が狭い。

▲45飛には△64歩。▲65飛には△83銀と繰り出す。この展開も後手まずまずだろう。

手順 ▲29飛△83銀▲76歩△74銀▲77桂△64歩▲27銀△63銀▲26銀△74歩▲25銀△75歩。

▲34飛と取りづらいので、▲29飛と引く展開はどうか。

後手は△83銀ー△74銀と繰り出していく。対して▲22角成△同銀▲77桂と受けると△64歩▲88銀△35歩と動いて後手ペース。▲22角成△同銀▲88銀も△44歩と突いておいて次に△65銀▲77銀△54角のように動いていける。△35歩のキズがあり、後手が主導権を握れる。

▲77桂で一時しのぎをして、▲27銀ー▲26銀と繰り出していくのは強気の手順だ。後手もこの棒銀は受けづらい。よって激しい攻め合いになる。

最終図△75歩として後手の攻めが一足早い。後手指せる形勢だろう。▲29飛と引いても、もう穏やかな展開にはならない。

手順 ▲26飛△23歩▲37銀△64歩▲46銀△63銀▲35歩△同歩▲同銀△85飛▲36飛。

△42玉を見て▲37銀ー▲46銀と早繰り銀にシフトするのは有力な作戦だ。玉が戦場に近づいたのでやりやすい意味がある。

とは言っても、最終図はこれからの将棋だ。

手順 △44角▲36飛△85飛▲34歩△25飛▲26歩△同角▲33歩成△同金▲37桂。

△35同歩に代えて△44角とすると▲36飛と寄れる。△85飛▲34歩△25飛には▲26歩で受かる。以下△同飛は▲同飛△同角▲28歩で先手良し。

△26同角には▲33歩成△同金▲37桂が好手順で先手指せる。▲33歩成に△同桂は▲34歩だ。▲33歩成に代えて▲37桂△35歩▲33歩成△同桂▲34歩△36歩▲33歩成△同金▲25桂もあるが、△32金と引かれ形勢は難しい。

手順 △44角▲27飛△83銀▲46銀△74銀▲45銀△55角▲37桂。

▲46銀と上がられてから△44角とすると角が近い。▲46銀の前に△44角とする手は有力だ。

以下お互い銀を繰り出す。先手は▲45銀と一手早く出ることができるが、△55角と切り返す。

最終図は後手の方針が複数ある。△35歩(▲同歩なら△44歩)や△22銀▲34銀△44歩としておいても難しい。△85銀はやりすぎで、▲76歩△88角成▲同銀△76銀▲34銀△22銀▲56角で先手ペースになる。後手は▲37桂を負担にする指し方をしたい。

まとめ

今回は▲34飛を警戒して△42玉と上がる手を検討した。

「△42玉を見たら▲37銀」は一つの考え方だが、一局の範疇のような気がする。

後手は▲35歩△同歩▲同銀の仕掛けを許しても難しいが、▲46銀の前に△44角と突っ張る指し方も有力。

先手がどう駒組をするかは課題。

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