全部で6問。将棋クイズに挑戦してみよう!
正誤判定は最後にわかります。
解いたあと下に進むと解説があります。
(1)正解 右玉
右玉が正解。「玉飛接近すべからず」という格言に反する形にはなるが、
①相手が居飛車の場合、自玉が相手の攻めから遠くなる
②自陣のバランスが良い
などの利点があり、好んで指す人も多い戦法である。
図は角換わりで現れやすい右玉。
図は対振り飛車で現れやすい右玉。
(2)正解 連打の歩
連打の歩は、誤答選択肢にあるたたきの歩を連続する手筋で、つり上げた駒に当てて先手を取って受けたり、攻めの糸口をつかんだりするのに用いられる。
連打の歩の例。
たたきの歩の例。
連打の歩の違って、歩をたたく回数が1回のときはたたきの歩。
ダンスの歩の例。
歩だけで駒得ができる。金と銀が踊らされているよう。
(3)正解 二枚飛車
二枚の飛車を敵陣に配置し、その横利きを活かして攻める二枚飛車。「鬼より怖い二枚飛車」や「二枚飛車に追われる夢を見た」といった格言に、その威力がよく表れている。鬼より怖い二枚飛車に追われる悪夢にうなされることが多々ある、という方には、底歩がおすすめだ。飛車の利きを遮ってくれるので、きっとよく眠れるようになるだろう。
二枚飛車は怖いが、図から▲59歩とすれば攻めを遮断することができる。
(4)正解 遊び駒
働いていない駒を遊び駒という。「遊び駒を活用せよ」という格言にあるように、中盤戦では遊び駒を働かせるような手を考えられるようにしたいところ。誤答選択肢の不動駒は対局中または詰将棋の解答手順中に、一度も動いていない駒のことを指す言葉である。
(5)正解 無仕掛け
無仕掛けが正解。反対に、誤答選択肢の煙詰めは、初形で盤上にすべての駒が配置されており、手順中にそれらが次々と取られていき、玉と攻め駒二枚のみが盤上に残って詰め上がりとなる詰将棋を意味する。
(6)正解 ミレニアム
ミレニアムはかまくら囲い、トーチカなどとも呼ばれる。2000年頃にプロの間で流行した囲いで、近年またミレニアムの優秀さが再認識された。振り飛車とミレニアムの組み合わせも登場した。
ミレニアムの参考になる実戦はこちら。
図のように桂馬を跳ねて▲89玉に収める形をミレニアムという。
振り飛車のミレニアム。居飛車が穴熊の場合、▲37桂を生かして端攻めできるのが特徴。