全部で5問。将棋クイズに挑戦してみよう!
正誤判定は最後にわかります。
解いたあと下に進むと解説があります。
(1)正解 彫埋駒
彫った文字に漆が塗られたものを彫駒、彫った字が平たくなるまで漆を入れたものを彫埋駒、さらに漆を塗って文字を浮き立たせたものを盛上駒という。
(2)正解 シャムツゲ
シャムツゲはタイやカンボジアといった東南アジア産の木材で、1950年代頃に導入されて以降、駒木地(駒に使う木のこと)に使われ続けてきた。誤答選択肢の本黄楊(ほんつげ)は、主に高級品に用いられる駒木地で、特に薩摩産や御蔵島産のものが有名。ダケカンバはその堅さから「おのおれ」とも呼ばれる、シャムツゲの代わりに使われ始めている木材。
(3)正解 興福寺
奈良県興福寺の旧境内にあった遺跡から、天喜六年(西暦1058年)という年号が記された木簡と一緒に出土したものが現存する日本最古の将棋駒とされている。ちなみに、この問題の選択肢に挙げたのはいずれも奈良県にあるお寺である。
(4)正解 巻菱湖(まき りょうこ)
「駒銘」とは、作者名のついた書体のことを意味し、巻菱湖は細身で流麗な字形が高く評価されている。誤答選択肢の水無瀬兼成(みなせかねなり)は安土桃山時代の能筆家で、正親町天皇の命を受けて書き作ったことが駒銘の源流とされている。源兵衛清安(げんべえきよやす)も駒銘となっているが、詳しいことはわかっていない。
錦旗(きんき)も、とても親しまれている書体だ。
(5)正解 玉切り
玉切りの後は、その材を駒の幅に合わせて木目に沿って割る「大割り」、駒形に切ったり削ったりする「荒切り」と作業が続く。
(おまけ)最初の画像の問題
日本一の将棋駒の産地で、「将棋のまち」として知られる都市はどこ?
答えは皆さんご存じ、天童市。将棋好きなら天童に行ったときの高揚感は忘れられない。