まず詰めろとは、「次に詰ますぞ」という状態のことです。詰まされないように何か受ける必要があります。詰めろに対して必至は「次に詰ますぞ」という状態のことですが、もう受けはありません。その必至をかける問題です。基本的な必至問題なのでどんどん解いていきましょう!

ちなみに必至は必死ではないので、漢字の間違えに気を付けましょう。

全部で5問。次の一手に挑戦してみよう!

正誤判定は最後にわかります。

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必至問題

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1手必至。「玉の腹から〇を打て」

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3手必至。1問目と比べてみよう。

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3手必至。「〇はとどめに残せ」

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3手必至。「寄せははさみうち」

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3手必至。どちらはは不正解。読みが必要。

(1)正解 ▲32銀

玉の腹から銀を打ての格言通り、▲32銀が正解で必至になる。次に▲23銀成と▲31馬△12玉▲21馬の2通りの詰みがある。

△27飛と受けても▲31馬からの詰みがあり、△53角は▲23銀成があり、両方受けることができない。この図は必至で一番有名な図だ。

(2)正解 ▲22金 

▲22金△同玉の図は1問目と同じ局面になっている。1問目を知らないと初手▲22金は気づきづらい。

他の選択肢では必至がかからない。

▲32銀は△22金、▲24銀は△67角が一例。いずれも詰めろが続かない。

(3)正解 ▲23銀△13玉▲34銀成

最後▲34銀成が好手。△同歩は▲23金で詰み。△22歩と受けるのも▲23金とゴリ押しで詰み。この場合は数の攻めで受けがないパターンの必至になる。必至のパターンの大体は1問目のような、2種類の詰みがあるパターン数の攻めで受けがないパターンの2パターンだ。これを意識するとすらすら解けるようになるはずだ。

▲23銀△13玉▲25金では△22桂や△17飛で受かる。

(4)正解 ▲12金

▲12金△同香▲11銀で必至になる。次に▲42金打と▲22金の狙いが受からない。これは2種類の詰みがあるパターン。

▲42金打△22玉▲31銀△13玉では「王手は追う手」。

▲13銀も有力な手だが、今回の場合は△同桂で続かない。退路封鎖の▲13銀は頻出なので覚えておくと使えるときがくる。

この場合は最後△42飛で受かるので、必至はかからない。

△43歩が塞がっていて、先手に持ち駒が歩があると▲11銀で必至になる。ちょっとした形の違いで必至がかかるときと、かからないときがあるのが面白い。

(5)正解 ▲31角△12玉▲33金

これは難しかった。▲31角は上に逃がさない一手で、△同玉は▲32金打で詰む。▲31角△12玉に▲33金が正解になる。これは数の攻めで受けがないパターン。

一見すると▲32金でも必至に見えるが、△77角で受かる。▲33金はこの△77角の受けを消している。△同桂は▲13金△21玉▲22金で詰み。△52飛と受けるのも▲22金打△13玉▲23金引で詰みになる。

この図の場合は、▲31角△12玉に▲32金でも▲33金でも必至だ。

【上級者向け問題】

簡単な見た目だが、とても難しい。必至がかかるのか、かからないのか。必至がかかる場合ははどのような手順か。ぜひ考えてみてください。

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