全部で３問。次の一手に挑戦してみよう！
正誤判定は最後にわかります。
(1)正解 ▲23歩
▲23歩が正解で、△同飛に▲46角で王手飛車がかかる。以下△同歩▲23飛成先となって先手成功だ。単に▲46角としても飛車にひもがついてるが、▲23歩の効果で飛車が取れるようになっている。
▲33角成△28飛成の局面も王手飛車がかけれそうだが、▲64角△73桂▲28角△33桂で飛車角の交換で終わってしま。▲64角に代えて▲55角も△同銀▲同馬△73角で受かる。
他の選択肢、▲25歩も△44角とされてこれからの将棋。
(2)正解 ▲26歩
▲26歩が正解で、これで駒得できる。△24角は▲44角と銀が取れて、△43歩も▲33桂成△同桂で角桂交換で駒得になる。飛車を影にして、取られないようにする手筋だ。
▲33桂成△28飛成▲44角としても駒得だが、△47歩▲同銀△46歩▲同銀△49飛と反撃されるのが気になる。
直前の▲25歩の継ぎ歩が好手で先手の攻めが成功している。
(3)正解 ▲56銀
▲56銀が捌きを狙った手。△56同銀は▲同歩で飛車と角が一気に使えるようになる。△56同歩は▲22角成△同玉▲55角△33角▲73角成で飛車取りと銀取りで駒得が見込める。
▲56銀に△64銀と支えても、▲65銀△同桂▲54銀△77桂不成▲64飛△89桂成▲61飛成で先手成功だ。
▲56銀に△62飛は手強いが、▲65銀△同飛▲66歩で飛車の逃げ場所が難しい。△62飛は▲95角△64銀▲65歩、△61飛は▲95角や▲72銀があり先手指せる。一回▲66歩は悔しいが、後手の飛車をいじめる狙いだ。△65同飛に▲同飛△同桂▲95角も考えられるが、△56歩と後手の角を使われるのが気になる。
その他、▲95角は△63金と受けられて後続手が難しい。
▲56歩も筋のよい攻め方。しかし△66歩▲同銀△56銀と逆用されて攻められる。
この局面で振り飛車は駒損でも飛車を成りこめれば何とかなることが多い。それは振り飛車の方が玉が固いからだ。先手は▲28玉に対し、後手は△32玉。横からの攻めになった場合、一路分違うので攻めが早くなる。しかし居飛車が穴熊のときは注意が必要だ。振り飛車が▲28玉で居飛車が△11玉。今度は居飛車側が一路分違うので、居飛車は駒損でも飛車を成りこめれば何とかなる。この玉の位置、一路差は中盤の考え方や終盤の距離感を図るのにとても役立つ。
この▲56銀は▲95角と出れるから成立する筋で、△94歩とついてあると成立しない。ちょっとした形の違いで攻め筋を考えられるようになるのが理想だ。