作者 みつ

未発表作

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【解説】

作意:▲22銀△14玉▲23銀△①同玉▲33飛成△②14玉▲23角△25玉▲14角成△同玉▲25銀△同玉▲95飛△16玉▲13竜 まで15手詰。

ひとまず22銀から23銀は自然な導入。①で25玉の変化は厄介ですが、▲36銀△16玉▲19飛から早いです。②の図が本作最大のポイントで、23角から14角成、そして空いたスペースに25銀が好手段。これは16玉へ13竜と指すためで、23,15,13のいずれかに駒が残っていると、この最終手は実現しないのでした。
蛇足ですが、23角のところで23銀だと、△25玉▲14銀不成△16玉▲25銀△15玉で逃れます。

以下は作図の裏話。
本作は6手目の図の設定が命ですが、より強調するなら25の邪魔駒を桂にする手もありました。本図で13銀成は目につく手でもありませんが、25桂の図で13桂成なら求心力が違います。実際そちらの案は最後まで捨てがたかったのですが、余詰筋が強力なのと18飛の出番待ち、そもそもそこまで強調するか?など、マイナス面も多く、最終選考で落とす事となりました。そうだ、なんか33飛不成を割り切るのがバカらしくて辞めた気がします。
私はやっぱりこの仕上がりが好みですね。

By みつ

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