すぐに役立つ戦術を紹介したい。
目次
第1図 右玉に組む
手順 ▲46歩△71玉▲47銀△43銀▲48玉△52金左▲58金△82玉。
第1図は▲37桂ー▲38金と駒組みしているのが珍しい。
▲68玉ー▲78玉と左に囲うのではなく、▲46歩ー▲47銀ー▲48玉と右玉に囲うのが先手の作戦だ。
対して後手はいろいろ作戦がある。
今回は中でもシンプルな作戦を見ていきたい。
第2図 △13桂と跳ねる
手順 ▲66歩△54銀▲78銀△14歩▲77角△13桂。
先手の駒組みもいろいろあって、後手は先手の手に応じて臨機応変に作戦を変える必要がある。
△13桂と跳ねる手がいつでも使えるわけではないことに注意したい。
第2図から▲68銀は疑問で、すかさず△45歩が成立する。以下▲33角成△同桂▲45歩△54銀で攻めの形ができる。
▲66歩と止めてから▲78銀と上がるのは慎重な駒組みだ。
▲78銀で▲68銀と上がると、△35歩▲同歩△45歩▲同歩△同銀が成立する。▲同桂△同飛▲46歩△85飛▲78銀△54桂のように攻めて、後手指せる。
先手の右玉は薄い。後手の美濃囲いがしっかりしているので、多少強引でも攻めが繋がれば後手が指せる。
▲77角は△85飛と回る手を警戒した手だ。
これだと△45歩▲同歩△同銀といきづらいので、△13桂と跳ねる。
第3図 仕掛けて後手ペース
手順 ▲67銀△35歩▲同歩△45歩▲同歩△同銀▲同桂△同飛。
▲67銀に△45歩もあって、▲同歩△同銀▲同桂△同飛▲56銀左に△25飛と回ることができる。
これもあるが、△35歩を入れた方が攻め筋が増える。
最終図は次に△36桂がある。▲46歩と打っても、△同飛▲同銀△36桂とできる。
▲36銀打には、△15角▲49玉△47飛成▲同金左△55桂と攻めて後手指せる。
第3図の変化は△15角と出られる、▲29飛と引けていない点で後手の条件がいい。
第4図 △45歩だけじゃない
手順 ▲56銀△22飛▲47金左△24歩▲同歩△同飛▲26歩△64歩。
▲56銀は数を足して△45歩を消した手だが、今度は△22飛と回る。
△13桂は△45歩だけでなく、△22飛と回る手も狙い筋だ。
△24歩▲同歩△同飛と仕掛ける。飛車交換は後手の方が玉が固く、歓迎だ。
▲25歩と打ちたいが、将来△25桂と跳ねる筋があり、目標になる。
▲26歩と辛抱するが、2筋のやり取りは後手が得した。
最終図は後手まずまだ。
まとめ
▲88角のラインが通っていると、△45歩と仕掛ける手が成立しやすい。
だから先手は▲66歩か▲77桂で、止める手が必要になる。
このとき、△32飛ー△42角とする変化の方が得か、△14歩ー△13桂の変化の方が得かを見極めたい。
状況にもよるが、△13桂と跳ねる変化は有力だ。
△45歩が主な狙いだが、△22飛ー△24歩のときも△13桂が生きる。
右玉対策の一つだ。
