今回は先手矢倉で、後手が△63銀型を目指す将棋を検討したい。

目次

第1図 ▲16歩と突く

手順 ▲24歩△同歩▲同飛△85歩▲16歩△73桂▲28飛△23歩▲15歩△94歩。

第1図から▲48銀から駒組みするか、▲24歩と歩交換するかの分岐になる。

▲48銀とする将棋は、こちらの記事で検討した。

今回は▲24歩と交換する将棋だ。以下▲24歩△同歩▲同飛△85歩に▲16歩と突く。

対して△14歩と受けるのは後手が損で、以下▲34飛△44角▲46歩△33金▲36飛△54歩▲45歩△53角▲68銀△42玉に▲17桂とスムーズに跳ねることができる。

▲16歩に△73桂と駒組みするが、先手は▲28飛△23歩に▲15歩と位を取ることができる。

後手は1筋の位の代償をどこに求めるかだが、6筋の位を取って積極的に指す指し方や、無難に駒組みして手得を生かす指し方が考えられる。

詳しくはこちらの記事で検討した。

他にも、△33角ー△24歩から銀冠か金冠に組んで△14歩から逆襲する順もある。

こちらの記事で検討した。

今回は△94歩と突く将棋だ。

第2図 △94歩と打診し、△65桂と仕掛ける

手順 ▲96歩△65桂▲68銀△88角成▲同金△44角▲66角△同角▲同歩△44角。

△94歩に▲58金なら後手も△95歩と位を取って、お互いに端の位を取る格好になる。

1筋の位を生かすために、頑張って▲96歩と受けたいが、△65桂の仕掛けが成立する。

△94歩▲96歩の交換を入れずに△65桂もあるが、以下▲68銀△88角成▲同金△44角▲66角△同角▲同歩△44角▲58金△66角▲77桂と進んだとき、△86歩▲同歩△同飛とできない(▲95角の王手飛車がある)ので、駒組みに制約がかかる。

△94歩▲96歩が入れば、最後▲77桂に△86歩▲同歩△同飛▲87歩△83飛と歩交換しておいて後手不満ない。

△65桂▲68銀に△86歩▲同歩△同飛▲87歩△76飛も見えるが、▲69玉で後手の攻めが細い。

△65桂に▲66銀は、△86歩▲同歩△同飛▲87歩△76飛▲68玉(▲77歩は△66飛▲同歩△57桂成で後手良し)△86歩で後手ペース。

最終図の最後、△44角がポイントで、△33角だと▲26飛と浮かれる。△44角は▲26飛を消している。

最終図は後手まずまず。

第3図 ▲58金と備える

手順 ▲58金△14歩。

▲28飛△23歩▲15歩だと△94歩で、受けると△65桂。受けないのも△95歩と位を取られる。

▲15歩の位と△95歩の位をどう見るかは課題だが、先手が▲88玉と囲う展開、後手が△52玉型に囲う展開だと、後手の位の方が大きくなる。

基本的に玉の位置は、相手の位に遠ざかり、自分の位に近づいた方が良い。

▲28飛と引かずに▲58金も考えられる。

▲58金と備え、△52玉か△62金か△63銀に▲28飛△23歩▲15歩△94歩▲96歩とすれば△65桂は跳ねづらくなる。

このように駒組みして、第1図で紹介したリンクの記事に合流する。

一方、▲58金と△73桂の交換が入っている点と▲58金で形が偏っている点で、△14歩と受けられたとき▲34飛と取りづらくなる。

後手としても、▲15歩と位を取らせたところでいろんな対策があり、△14歩とそんな頑張らなくてもいい、という見方もできる。

先手に課題があるテーマだ。

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