すぐ役立つような戦術を紹介していきたい。
今回は相振り飛車の将棋だ。
棒銀を狙う場合は△25歩と突く
手順 △25歩▲37銀△44銀▲38金△35歩。
先手が▲36歩と突いた局面。代えて▲48玉△25歩▲39玉なら美濃囲いの将棋になる。
▲36歩は、△25歩に▲37銀と上がり矢倉を目指す意味だ。美濃囲いと違って囲うのに手数はかかるが、2筋の歩交換を阻止できる。
▲36歩に、△25歩を突く場合と保留する場合がある。棒銀を狙う場合は△25歩と突く。
△44銀ー△35歩とスムーズに棒銀ができた。
△14歩と打診して△25歩を突くかを決める
手順 △14歩▲16歩△25歩。
後手が棒銀を狙えない場合は、△25歩を保留する方が手が広い。
上のような局面になった場合、一回△14歩と打診するのがよい。以下▲39玉△15歩と端の位が取れたら、将来△13桂ー△25桂と跳ねる展開にできる。
△14歩▲16歩と受けてきたら、そこで△25歩と突く。▲39玉なら△15歩▲同歩△同香と仕掛けて後手ペース。後手の方が攻めの形をスムーズに作れている。
まとめ
▲36歩と突かれた場合、棒銀を狙うなら△25歩と突く。
棒銀が狙えない場合は一回△14歩と打診し、▲16歩なら△25歩から△15歩を狙う。△15歩の位が取れたら△13桂ー△25桂と跳ねる展開を目指す。
とはいえこれはイメージで、局面次第で変わるので、局面に応じて判断すると良いだろう。