全部で3問。次の一手に挑戦してみよう!
正誤判定は最後にわかります。
(1)正解 ▲21飛成
正解は▲21飛成で、△同玉に▲23銀と打った形が必至になる。仮に持ち駒に金があっても、△32金に▲33桂以下詰むので、持ち駒に関係なく必至の図だ。
古典的な必至の局面は、△32竜や△33馬と打つことができないと受けがない。
▲21飛成に△42玉も▲22竜△32角(△51玉は▲41金△同玉▲42銀以下、または▲62銀△同金▲42金以下詰み。)▲33銀からボロボロ駒を取って一手一手の寄りだ。
誤答選択肢の▲41銀も手筋だが、△同玉▲21飛成△52玉で逃がす。
(2)正解 ▲22角
▲22角がスキをついた手。通常は△33角と合わされて何でもないが、この場合は▲11角成△同角▲87香で飛車が取れる。
▲87香以下△同飛成▲同銀△82香で長い勝負だが、序盤早々飛車が取れるのは嬉しいだろう。
誤答選択肢▲87銀は銀冠を目指した手で、一局の将棋だ。
▲77桂は「8筋の歩を打ちたくない」という手で、以下△82飛に▲65歩ー▲66銀と盛り上がる構想だ。いずれも有力な指し方だ。
(3)正解 ▲12銀
これは難しかったかもしれない。読みが求められる問題だ。
▲12銀が好手で、△同香は▲11銀。△同玉も▲21銀△22玉▲32銀成△同玉▲31金以下詰む。
問題図で持ち駒が金銀なら▲12金で詰むが、今回は銀銀なので代わりに▲12銀としたわけだ。
▲12銀に△31金とするのは▲11銀不成△32玉▲22銀打で受けがない。△41金寄には▲21銀不成△31玉▲32香以下詰む。
▲12銀に△34歩は上部脱出を目指した手だが、▲11銀不成△33玉に▲45銀が▲22銀打△同金▲31竜以下の詰めろと馬取りになる。
▲45銀に△44歩▲56銀△78とにはいろいろ勝ち方はあるが、▲15角と王手飛車をかけてもわかりやすい。
▲45銀に△45同馬▲同歩△同飛成は延命策だが、▲67金と戻しておいて安泰だ。
誤答選択肢▲21銀は詰めろだが、△31金と引かれて続かない。
もう一つの選択肢▲52桂成は詰めろになっていない。△78とで先手負けだ。