全部で5問。将棋クイズに挑戦してみよう!
正誤判定は最後にわかります。
解いたあと下に進むと解説があります。
【解説】
(1)正解 絶対に玉が詰まない
相手にいくら駒を渡しても自玉が詰まない状態のこと。また特定の駒を渡さなければ詰まないときも使う。下図の場合、後手玉は先手に角か銀がなければ絶対に詰まないので、「斜めゼット」。先手玉は後手に飛車か金がなければ絶対に詰まないので、「横ゼット」ともいう。
(2)正解 都詰め
盤面の中央である5五の地点で玉が詰むこと、詰ますことを都詰めという。
誤答選択肢の「玉が隅で詰むこと」は、雪隠詰めという。雪隠とはトイレのことで、昔の家のトイレは家屋の隅にあることが多いことに由来する。
(3)正解 天王山
天王山とは、盤面の真ん中のこと。実際に京都府にある山の名前。
山崎の戦い(天王山の戦い)は、本能寺が勃発した1582年、羽柴秀吉と織田信長を討った明智光秀の戦いのこと。この戦いを制した秀吉は天下統一を果たす。
秀吉が天王山を誰よりも早く占拠しそれが勝因になったため、その故事から勝負を決める分岐点のことを天王山という。
誤答選択肢の天目山の戦いも1582年に起きた戦国時代の戦い。甲州征伐、武田征伐とも呼ばれる。
(4)正解 8手
8手というのは実際に8手得するという意味ではなく、たくさん得するよという意味。
下図は△59飛以下先手玉に詰めろがかかっているが、ここで▲79玉と逃げておくと後手からの攻めが一気に遠くなる。
▲59歩と持ち駒を使う受けでは、△49飛で攻めが続く。また▲68銀も△58金、▲68金も△59飛▲78王△79金と攻めが続く。玉の早逃げは最優先する手だ。
(5)正解 桂
持ち駒に桂馬が3枚あれば、相手玉を詰ますことができるという格言。しかし実際には3桂あって詰むことのほうがレアケース。「桂頭の玉、寄せにくし」という格言もあるくらいだ。
桂馬のききはうっかりしやすいので、注意が必要。