【解説】
▲12金△同香▲34桂△11玉▲22銀△同銀▲同桂成△同玉▲34桂△31玉▲42桂成△同玉▲97角△52玉▲53歩成△61玉▲62銀△72玉▲45角△82玉▲64角△92玉▲91角成△同玉▲82銀△同玉▲71銀不成△73玉▲63角成△84玉▲85金まで31手詰。
初手は▲12金から入る。対して△同玉だと▲24桂△22玉▲34桂で詰む。
初手▲34桂だと△12玉と逃げられて詰まない。▲24桂→▲34桂の順番なら詰むというのが面白い。
下の図が始まりの図になる。
この図からいろいろ付け足して収束を考えていく。
収束は、角を活用し2枚消えるのが理想だ。
工夫してできそうな気もするが、現状では思いつかなかった。
本譜に戻って、
▲97角に△41玉は▲96角以下詰む。▲97角△43玉も▲53角成で詰む。変化で使える味があるのは嬉しい。
よって△52玉になるが、▲53歩成△61玉▲62銀△72玉に▲45角と角が使える。
▲64角に△73歩合は▲81角成が好手。
以下△同金は▲73角成△92玉▲84桂△同歩▲83銀で詰み。▲81角成に△同玉も▲91歩成△同玉▲82銀△同玉▲73角成△92玉▲82金で、同手数駒余りで詰む。
△73銀合の変化も▲同角成△同桂▲71銀打△92玉▲81銀以下詰む。しかしこれだと本譜と同手数になってしまう。△73銀に▲81角成△同玉▲91歩成の変化は、2手変長の駒余り。これぐらいは許容か。
▲64角△92玉になって、▲91角成△同玉▲82銀以下詰む。
▲82銀に代えて▲81角成△同玉▲82銀でも詰みそうだが、△92玉と逃げられて詰まない。
2枚角は消えなかったが、角は活躍しているのでまずまずか。